退職する理由はどこまで伝えるか
テレビドラマではありませんが、退職届の書き方は、例文集などを見ると、今でも「一身上の都合」と書くようです。実際、この文章が今でも通用しているのか、確認するすべはないので分かりませんが、この文章のままだとしたら、日本らしいと思います。
退職理由を明らかにしない、また、受け取る側もそれを察して、一身上、という言葉で全てを了解するのですから。奥ゆかしいというべきか、それとも、はっきりしないと言うべきなのか、どう解釈するかは個人の価値観だと思いますが、日本人的、日本文化の特徴です。
欧米や他の国だったら、何がどうだから辞めると言うでしょうし、プライベートな家族などの事情だとしても、それを打ち明けることが多いものです。でも、それをしない方が良いという習慣は、退職者への思いやりであり、また、会社への忠誠心の表れなのかもしれません。
今時の若者が退職する時、やはりこの文章を使うのか、興味があります。残念ながら、そういうプライバシーを知る機会はありませんが、どこかで、その文章がまだ活かされていて欲しい気持ちもあります。